~ミサトとレイのお金の授業~第1話 通帳の残高

レイ:
「ミサトさん、ミサトさんは貯金どれくらいあるんですか?」

ミサト:
「なに、急に?」

レイ:
「恥ずかしい話なんですが、私28なのに貯金ゼロなんです・・・」
「あまり無駄遣いしているつもりないんですけど、貯金全然ないんです。」
「今住んでいるアパートも引越ししたいですし、結婚のためのお金も少しくらいは持っていないと・・・」

ミサト:
「あれ?あんた彼氏いたっけ?」

レイ:
「いえ・・・」

ミサト:
「じゃあ結婚資金は当分必要ないんじゃない?」

レイ:
「そんなことありません!今はいませんけど、そのうち彼もできます!」
「彼ができれば結婚するかもしれいじゃないですか!」

ミサト:
「20代はいいわよね。まだ白馬に乗ったお王子様が迎えに来てくれると思っているんだから。」
「そのうちわたしと同じ30半ばになれば、現実が分かってくるわよ。」

レイ:
「私はミサト先輩とは違うもん!」

ミサト:
「なにそれ、まあでもいいや。」
「それで、貯金がないってホントなの?」

レイ:
「はい」

ミサト:
「じゃあ、今通帳にいくらあるの?」

レイ:
「わかりません」

ミサト:
「分からないって、どーゆーこと?」
「あんたまさか!自分の通帳残高も知らないってこと?」

レイ:
「たぶん5万くらいだと思います。」

ミサト:
「何?たぶんって何?5万?」

レイ:
「はい、たぶん」

ミサト:
「あんたねぇ!通帳の残高も知らないんじゃ、貯金なくて当たり前よ!」
「このままじゃ、あんたの人生はずーっと貯金ないわよ!」

レイ:
「そんな大げさな。」
「通帳の残高知らないだけで、一生貯金がない人生だなんて先輩大げさすぎですよ!」

ミサト:
「何!あんた私が言っていること信用できないってゆうわけ!」
「それじゃあ、貯金の仕方教えてあげない!」
「せっかく私の貯金のやり方教えてあげようと思ったのに!」

レイ:
「えっ!そんなこと言わないで教えてください!」
「ミサト先輩はいくらくらい貯金があるんですか?」

ミサト:
「貯金の残高なんてふつう人には教えないものよ!」
「なんで私の残高をあんたに教えなくちゃならないの!」

レイ:
「そう言わずに、いいじゃないですか」
「かわいい後輩が悩んでいるんですから!」

ミサト:
「あんたはいつもそうやって!」
「絶対人に言わないって約束よ!しゃべったらただじゃおかないからね!」

レイ:
「大丈夫ですよ、絶対しゃべりません。」
「で、先輩いくら貯めたんですかぁ」

ミサト:
「本当に言っちゃだめよ。」
「・・・・・800万くらい」

レイ:
「えっ?先輩今いくらって言いました?」

ミサト:
「だから800万くらいだって」

レイ:
「800万!!!」

ミサト:
「バカ、声が大きいっていうの!」
「誰かに聞かれたらどうすんのよ!」

レイ:
「先輩どーやってそんなに貯めたんですか?」
「もしかして怪しいバイトとかしたんじゃないですかぁ?」

ミサト:
「ばか!私がそんなことするわけないじゃない」
「ちゃんと貯めたのよ、ただしいお金の勉強してね。」

レイ:
「お金の勉強?」

ミサト:
「そうよ、ちょっとはお金のこと知らないとね。」

レイ:
「お金の勉強すればお金は貯まるんですか?」

ミサト:
「貯まるか貯まらないかはあんた次第よ。だけど今よりはましになるのは確かね」
「今のまんまじゃ、あんたお金ど素人だからね」

レイ:
「ど素人だなんで言いすぎです!」

ミサト:
「だって通帳に今いくらあるか知らないんでしょ!」
「ど素人以外になんだっていうのよ」

レイ:
「はいはい分かりました。」
「どうせ私はど素人です。」

ミサト:
「何、その言い方。」
「それが人にものをお願いするときの態度?」
「そんなんじゃあ、教えない!」

レイ:
「えっ!先輩、私に教えて!お願いします!」

ミサト:
「ちゃんと聞くって約束する?」

レイ:
「はい!」

ミサト:
「まったくあんたは調子がいいんだから!」
「じゃぁ早速宿題ね」
「次回までに、通帳の残高をチェックしておくこと」
「いいわね!」

レイ:
「はい、了解しました!」

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ミッション‐001:通帳の残高をチェックせよ

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こうしてミサトとレイのお金の授業が始まった。
レイはお金を貯められるようになるのか。

~ 次回:コンビニのATMは利用するな ~